校長室から

御 挨 拶

 本校は、秋田県沿岸北部に位置し、「バスケの街」で知られる能代市に、平成6年4月に開校しました。教育方針の筆頭に掲げているように「この子らは世の光なり」を心として、子ども一人一人の尊厳性を重んじ、愛情に満ちた教育を推進しています。

 学校教育目標「拓く」には、学校が立地する東雲台地を開拓した入植者の開拓者精神を学び、教職員一人一人が特別支援教育のパイオニアを目指すという決意が込められています。また、学校を「開く」という意味もあり、開校以来、交流及び共同学習の推進、学校行事や作品等の公開、地域貢献活動等を通して、児童生徒や本校教育活動への理解、特別支援教育の推進などを図ってまいりました。これまで、地域の貴重な資源や人々の知恵と御協力を得て、ミュージカル公演、ホームヘルパー講座(現:介護職員初任者研修)、特産品「白神ねぎ」の栽培、地域店舗でのカフェ実習、学校林活動など、特色ある教育活動を創造してきました。今年度は、学校創立30周年記念式典や記念ミュージカル公演をはじめ、コロナ禍で中止していた「しののめ夏祭り」の復活開催、文部科学省調査官をお招きして催す公開研究会などを予定しています。

 自立と社会参加を目指す子ども達の「可能性をひらく」ため、これからも、全ての教育活動の基盤となる「心理的安全性」を高め、過不足のない支援を行うとともに、確かな成長を促す効果的な指導の充実に努めてまいります。引き続き、御支援を賜りますようお願いいたします。

校 長  佐 藤 圭 吾

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